小さな温もりをきつく抱きしめながら、それでも心ここに在らずというのは今の私の事を言うのだろう… 私の怒りの矛先がお義母と大翔に向いていた。 私には何も言ってこない変わりに母親に愚痴ってたに違いない。 そのやり方が気にくわない。 大翔の親が大翔に関わる事に関してだけは異常になることを分かってて愚痴るなんて… 嫌がらせにしてはタチが悪い。 大翔は兄弟がいなくて、お義父が50代、お義母さんが40代の頃に授かった一人息子なだけあって 大翔の両親の親バカぶりは目もあてられないほどなんだ…。