SWEET BUTTERFLY



朝からちゃんとした料理に対して何も言わずに食べてる大翔が


仕事に出るまでの1時間に私の初アルバイトの話しを聞く事は無かった。


予想はしてたけどね…


「ホントに感心ないんだな…」


食器を洗いながらもう一度、千歌を起こしに行く。


「千歌〜

千歌ちゃ〜ん?

お寝坊はダメですよ」


勢いよく布団を剥ぐと、まったく無反応で眠り続ける千歌のパジャマを手早く脱がせる。


「寒いっっ」


ようやく目を覚ました千歌のご機嫌は最悪MAX。


だけど、いちいち関わってたら千歌のペースにもってかれるから、すぐに着替えを済まさせて千歌をリビングに強制移動。