「大翔っ千歌、起きなよ。」 久しぶりに緊張したせいか疲れていたのに眠る事もできなかった私は 朝方からキッチリ朝食を作ら午前6時、二人を起こした。 「…小春? もう起きるような時間?」 「えっ?うん… さっき目覚まし鳴ってたよ。」 大翔に名前を呼ばれたのが久しぶりのような気がして 思わず、怠そうに背伸びをした大翔を凝視。 それでも「何?」といつもの仏頂面を見せる辺り、彼はいつもと何も変わらないのだろう。 「チカ、まだ眠たいぃ」 目も開けずに布団の中に潜ってく千歌。