SWEET BUTTERFLY



−20年後−


白髪混じりの髪を丁寧に梳かして


今から涙目の大翔の背中を撫でる。



「今から泣いてどうするのよ…」


「嬉しいのか寂しいのか分からん…」


「千歌のためにカッコ良くバージンロード歩くって言ってたじゃない。」


「大丈夫…分かってるさ。」



今日は千歌の一生で一度の晴れ舞台。


あの幼かった千歌が私達のもとを離れて新しい家族とのStart地点に立とうとしている。