「…ただいま。」 ゆっくり玄関のドアを開けると 廊下からほんのり醤油の香り。 「お帰りなさーい。」 ドタドタ足音を響かせて駆け寄って来た千歌の体当たりとも言えるような抱き着きに よろめきながら抱きしめ返す。 「用事おわったのぉ?」 「うん。 ちゃんと終わったよ。」 「おみやげはぁ?」 そう言われてバッグに入れておいたストラップを取り出す。 「なぁに、これ?」 「ママとパパと千歌とお揃い。千歌のはリュックにつけてあげる。」 「ありがと、ママ!!」 虹色に輝く蝶のストラップ。