SWEET BUTTERFLY



「私を最低な奴と思ったでしょ?」


悪戯に笑った私に彼はゆっくり首を横に振った。


「ううん。

俺もいつかあなたみたいに愛してくれるような人と結婚したい。」


「…君に恋をして、恋をしてもらった事を後悔なんかしないから。

忘れてなんかやらないし…」


「俺も。」




最後に見た彼の笑顔は、絶対に忘れたりなんかしない。


つらかった時に抱きしめてくれた温度も


優しく髪を撫でる大きな手の平も


全部


私の宝物。