「なあ俺達、お互いを知ったつもりでいて 何も知らなかったんだな… いや、変わる事を当たり前のように受け入れていて 互いの変かに気づかないふりをしていたのかもしれない…」 小さく頷いた私の両肩をそっと大きな手の平が包み込んだ。 「俺達…やり直せないか?」 「でも、大翔の両親がもう私を許してくれないじゃない…」 涙を拭った私の髪を優しく撫でた。