SWEET BUTTERFLY



安月給だけど結婚前まで働いていた職場を辞めたりもせずに


月に数回の合コン。


休みの前日は朝まで女子会。



今月も赤字だぁ…なんて言いながら


それでも自分のためだけに生活をしてればいい。



もう二度と戻れない。


そんな生活をしていたんだろう…。



あの頃は良かったな…なんて思うこと自体、歳をとった証拠だろうか…


最近は避けていた鏡の前に立ち産後から突然、老けてしまった顔を覗く。


「同じ歳でも独身の子はもっと若いのにな…」


乾燥した頬を撫でながら毎回毎回、飽きることもなく出るため息をまた一つ。