小関君との間には「これ以上はダメ」だというレッドラインを引いているつもりだった。 けど もしかしたら 初めて君の腕に自分から飛び込んだ瞬間には すでにレッドラインの向こう側にいたのかもしれない。 小さくなる彼の後ろ姿、いなくなってもまだ探してた。 夜の街で街灯だけぼんやり明るくて そんな中、頬にキスじゃ物足りないなんて思ってる私がいた…。