二人並んで歩く、懐かしい道


太陽の日差しが眩しくて、目を細めてみた


「・・どうかした?」


くすりと笑う望月くんに、何でもないよ!、って慌てて返したら、また笑われてしまった


「やっぱり、いいね。こういうの」


「・・うん、そうだね」


風で望月くんの髪が揺れる


私の髪も揺れる


体全体で自然を感じているような感覚に陥って、いっちょ前に感動してしまった


いつもとは違う一日が始まる


そう考えると、すごくどきどきした