「早くしないとあいつが来ちゃうじゃん!」 私は愛海の腕を掴んで走りだそうとした。 「わかったからっ…ちょっと…ハァハァ…休ませて…」 全く動こうとしない愛海がなんだか申し訳なく私は愛海の背中をさすった。 「ごめん…大丈夫?」 「…大丈夫…先逃げてて」 そう言ってピースをしながら微笑んだ。 「わかった。先行ってミスドの前にいるね」 そう言うと頷き「早く行きな」と言い、私は校門まで走った。 校門を右に曲がった時、誰かに腕を掴まれた。 「キャッ!」