『あたしはね・・・』 思わず自分の気持ちを言い出しそうになったあたしは、フゥーっと一息入れ、 『家に帰ろうっか』 と姫を迎え入れる王子様のように、下から手を差し出した。 真希はその手をとり、あたしだけに聞こえる声で 『ありがと・・・麗奈達が友達で本当に良かったよ・・・』 と呟いた。 .