『真希、大丈夫?何かあった?』 しゃがみ込んだままのあたしに、タケルがそっと手を差し出す。 『だ、大丈夫・・・』 あたしは、彼の手を借りてようやく立ち上がることができた。 そして一歩一歩前に進んでいく。 トボトボと少しずつ前に・・・。 4人に近づいた時、あたしはできるだけの笑顔で声をかけた。 『あれ!?麗奈と美咲じゃん!!うちに来てたんだぁ。遊びに来るなら言ってくれればよかったのに』 .