「陸…私もずっと好きだったの。でもあきらめなきゃって思って…」 「で、あきらめた?」 私の顔を優しく覗きこむ陸。 「無理だった。あきらめられなかった…どんどん好きになるの。」 「あきらめなくて、いいよ。」 陸が、私の目をじっと見つめて、激しく私を抱きしめる。 ドキドキが聞こえるよ。