はにぃどろっぷ

やっと落ち着き、授業となった時、圭が話しかけてきた。

「久しぶりだな。」
圭が小声で言ってきた。

「うん。そうだね。」
ゆきなは久しぶりの会話でうまく答えられなかった。

「いきなりいなくなって悪かった。」

「ううん。良いよ。圭もあたしと同じくらい辛かったのがあの手紙で分かったから。」

「そっか。ばあちゃん言ってたよ。ゆきなが号泣してたってゆきなのお母さんから聞いたってな。」

「やめてよ。恥ずかしい。」

「そうか?俺は嬉しかったけどな。」