「ったく・・・失礼なヤツだな。
ほら、いい加減ちゃんとやるぞ。テキトーな所に座っていいから。」
「はーい。」
陸が、ソファーに座って、私が床に座る。
だから必然的に見上げる事になって・・・
陸に協力をお願いしている私にピッタリな形になった。
「協力・・・って、何すればいいの?」
「男共を攻略するための、男目線のアドバイス・・・とか・・・他にも色々。」
「他にもって・・・肝心な所は教えてくれねーのかよ!」
肝心な所を曖昧に誤魔化した私に、陸から当然のツッコミが入る。
でも、その肝心な所は、言うわけにはいかないんだ。
だって・・・
言ったら、多分陸は逃げる。
だから今は、
笑顔で押し通す!!!


