■プロローグ 赤い電車にのって都会を外れ 海の見える駅に降り立つ そこには『白い家』と呼ばれる小さな建物がある 親に捨てられた者 親を亡くした者 初めから親など知らない者 沢山の子ども達が生活する白い家 僕の記憶はそこから始まった 『洋、君には2つの物が足りない』 白い家を旅立つ時、先生は言った 『人を愛する事、人に愛される事』 その2つが足りないと 『見つける事が出来たらもう一度おいで』 『その2つを教えてくれた人と共に』 あの約束から2年 僕は雪が舞う中、君に出会った