来てしまった今、そんな事を考えるのは無駄。 部活動が一斉に終わったみたいで、校門から流れるように生徒が出て行く。 その中に、照大を探した。 弓を持っている集団を見たけど、照大は居なかった。 「神原くん待ってるの?」 門から死角の場所に居た私を目敏く見つけたのはいつしか照大に傘を貸そうとしていた女の人。 「…はい。」 何か嫌みを言われるのかと構える。 でも、その人は親切に教えてくれた。 「神原くん、大会出場取り消しになっちゃってね。まだ残って練習してるよ。」