トキのカナタへ




「……はい、そこまで」

白衣を着た男性にそう言われ、机に向かって一生懸命問題を解いていた少女は手を止めた。


そして深いため息をつく。

(―――はぁ、やっと終わった……


長かった……

とてつもなく長かった)




「おーい、大丈夫か?」


声をかけられ少女はハッと我に返る。


「…あ、大丈夫……です」