すると、後ろから寒気がした。

あ〜あ…、あたし知らないから



「イ〜タ〜チ〜〜?」

「ゲッ」



黒い笑顔をして立ってる雅と、青ざめて後退りイタチ。

まさに蛇に睨まれた蛙



「もっかい言ってごらん、イタチ」

「エ、何モ言ッテマセンケド?」



すっごい片言だけど?
目が据わってるけど?



「ドンマイ、イタチ」

「え、ちょ、」

「覚悟」



雅にやられるイタチを見てあたしは苦笑い、千嘉は大爆笑だった。

そして、開幕式が始まった。



『あー、これから体育祭を始めたいと思いまーす。
じゃ早速開始』



…ちょーテキトーな理事長ー。

ま、そんなこんなで体育祭が始まった。