キミへ


そろそろ体力がヤバいんですが…、体鈍ってるなぁ……。



「このまま屋上までダーッシュ!!」

「堕ちろ!」

「杏菜ちゃん大丈夫なワケ?」

「だ、大丈夫です…!」



まだ、多分持つと思います…。いやでももう正直キツいです…。



「後もーちょい! ガンバレッ」

「「「「うぜー! 野球少年!!」」」」



階段を駆け上がって重そうな扉を龍くんが開ける。



「アイアムナンバーワーン!!」

「てめぇは……ッ!」

「龍、じゃなくて…杏ちゃんでしょ…」



みんな息上がってる…。そーだよね、あの距離を全力疾走だもんね……



「疲れた…」



地べたに座り込んで手をパタパタさせた。