「品川君こそ、かっこいいんだし、私なんかと帰ってたら趣味悪いって言われるよ?」

と私が言うと

「そんなことないさ。全然趣味悪くないね。」

と品川君。

「あ、電車、来たよ。のろ。」

と品川君は続けて言った。


電車の中は、学生がほとんどだった。

広町の制服の人が目に入る。


荒川くん....元気かな?