『これから暫くは忙しいから一緒に帰れない。悪いけど1人で帰るか友達と帰ってくれ』 「何かの用事かな?」 メールを見た私は龍哉がどうして一緒に帰れないのかが分からなかった。 「玲奈。今日は1人?」 携帯とにらめっこしている私に友達が話かけてきた。 「うん。龍哉、暫く一緒に帰れないんだって」 「ふーん。まあ、3年生だから進路の事じゃない?」 「多分そうだと思う」 友達の言葉になるほどと思った。 けど何か引っ掛かる。 進路の事ならはっきり言ってくれるはずだ。 …いつもなら――