法螺吹きテラー



「……嘘でしょう?」

話が終わったのを確認し、
そう尋ねる。

返ってくるのはもちろん。

『ああ、嘘だよ』


向こうで笑っているのがわかる。


『だけどね、使わない時、
家庭科室は閉まっているだろう?

生徒を追う女の、
影はまだ消えないんだよ。
日が沈んでいないからね』


その言葉を聞いて、
俺は鍵を取り、家庭科室へと急いだ。



最近では、7つ目の不思議に
少し付け足されているらしい。


『それでも帰れない時は、
オカ研の先生が迎えに来てくれる』

だ、そうだ。




まったく、本当、とばっちりだ。


俺は自分に降りかかってこない、
そんな七不思議を望んでいたのに。