・・・とくん・・とくん・・・ ・・・どうしよう・・いっちゃった 雄平・・驚いた顔してた。 雄平の驚いた顔が頭から離れない。 ミリアは立ち止まって胸に手をあてた。 ─────雄平・・ ミリアは頬を染めながら空を見上げた。 恥ずかしかったけれど、何だかスッキリしたような気がする。 「・・・・ぅん」 自分に言い聞かす様に頷くと再び走りだした。