…え。
私は自分の耳を疑った。
メイド?いや、メイトか。
「ホー○メイトですか?」
すると、初めて彼は顔を変化させた。
初めて変化した顔は…呆れていた。
「おい、ふざけているのか?」
えー!思った事を言っただけですが。
「え、じゃあやっぱりメイドって言ったんですか…」
すると彼は頷き、
「さあ、荷造りをするんだ。早くな」
え、イヤイヤ!了解してませんけど!
「あのー勝手に決められても」
「勝手ではない。貴女の両親からお許しが
出たのだ」
……嘘だ。絶対嘘だーーー!!!
「聞いた時、なんて言ってました?」
すると、彼は思い出しながら
「「さぞかしイケメンの王子なのでしょうね!
ユラは恋愛した事ないから、いい経験になる
かもね。…どうぞ♪」と言っていたが」
オイオイオイ。それでも親なの…。