放課後。 一人でポツポツと廊下を 歩いて帰りに向かう。 誰もいない廊下。 (これじゃあ 片思いよりも辛いよ…) キレイな澄んだ空を見上げた。 キレイで 泣きそうになったけど 必死でこらえた。 曲がり角を曲がる。 「わっ。 お前遅ーよ。」 裕が待っていた。 「何かあったの??」 「ん。今日話せなかったし 一応美月の彼氏だから… えっ!?何で泣くの!?」