「乃愛、はぐれると悪いから手繋ご?」




「あ、うんっ!」




あっという間に優人さんの誕生日当日になり、あたし達は横浜でデートをしていた。




優人さんは相変わらずカッコ良くて…すれ違う人達が優人さんに見とれてるのが分かる。




優人さんはあたしの彼氏だもん!



あたしはそんなことを強く感じて、繋いだ手に力を込めた。




優人さんはそんなあたしを見てクスッと笑った。




「今日の乃愛の格好、可愛すぎ。今夜はヤバイな」




「えっ…」




あたしはビクッと反応する。




「ホント、脚綺麗だよな乃愛は…。さっきから男どもが乃愛のことばっか見てる」




優人さんはワンピースから伸びたあたしの脚を凝視する。