ふいに唇が離されて、優人さんは首筋に顔を埋める。 「……っ…」 優人さんの柔らかい髪の感触がくすぐったくて、あたしは肩をすくめる。 「んっ…」 そのままチュッと音を立てて首筋を吸われて、甘い痛みが走る。 痕を付けられた場所を熱い舌で優しく舐められて、涙腺が弱る。 「乃愛の肌、綺麗……」 優人さんは首筋から顔を離すと、あたしの顔を見て微笑んだ。 「………」 あたしはなんだか凄く恥ずかしくて、黙りこくってしまう。 「ふっ、ホント可愛いなぁ…乃愛は」 優人さんはあたしのおでこにキスをする。