「もぉ~!わかんないよぉ~!!!」

さっそく迷子になりました・・・。
だってこの地区広すぎるんだもん!

「もぉ~!絶対遅刻~!」

パラッと地図をめくる。

「もぉ~・・・わかんない。」

もぉ~!!誰かたすけてよー!!


「お嬢ちゃん、どないしたん?」

「えっ!??」


びっ美少年っっっ!!!!!

「ん?なんかあったん?
見たことない制服きてはるけど・・・。」

「あっ!私、花山高校に行きたいんです・・・。
だけど、迷子になちゃって・・・。」

「花山・・・?
ほな、ついてき。」

「えっ??」

そういわれて、ただかっこいい関西弁の男の子についていった。


「ここやで!」

「わぁっ!本当だ!ありがとう!!」

本当にうれしい。
笑顔いっぱいで返す。

「!!!い、行かへんの・・・?」

「へっ?あっ!そうだった!ありがとね!!ばいばいっ!」

そういって走っていった。


「なんやねん、あいつ。」