本当のきもち。

顔の位置が遠くて顔は見えなかったけど

たぶん赤くなってる

「もう何回もいってるけど…またわかってほしい」

「うん」

「好きだ」

「うん」

「うんじゃなくて返事がほしい…です」

なんでか敬語になった彼方

「うん」

「だから返事が…」

「わかんないの?」

私の横にある手をギュッと握る

「私も彼方が好きだよ」