本当のきもち。

「彼方はやっぱり歌手?」

「うん…」

「彼方も絶対なれるよ」

「うん…」

「彼方の歌好きだから私昔から」

「…俺は香織のおかげなんだよ歌手を目指したのは」

「えっ?」

「最初自分でなんとなしに思ってただけだけど

香織が目をキラキラさせて聞いてくれたから

俺もっと歌で人をこんな目にさせたいって思ったんだ

そっから本気になった歌手になる夢が」

「そうなんだ…」