本当のきもち。

「その後俺は死のうとした

死ねば俺の保険が家に入ると思ったから

そして俺は歩道橋の上からしばらく車を見つめて

いざ死のう…って時に

結衣の声が聞こえたんだ

俺の名前を何度も何度も呼んでた

それを聞いた次の瞬間

走りだしてた

結衣の方向に

会って話すことも話す資格もなかったけど

最後に

俺を信じてくれた結衣に

会いたかったんだ」