本当のきもち。

「私のことなんてずっと忘れてたくせに…香織なんて娘みたいに呼ばないで…」

「…………」

「やっぱり否定できないんだね

最低だよお父さん

娘の顔すら覚えてないんだしね

でもよくあんなことしたよね

本当最低お母さんの事だってお父さんがあんな事しなければ…
お母さんが死なずに済んだ

彼方も苦しまずに済んだ

お父さんのせいで私の人生だってめちゃくちゃよ!

お父さんなんかいなくなればよか…!」

いなくなればよかったのに…

そういいかけた時

私の頬に激しい痛みが襲った