本当のきもち。

「そのうちおじさんが出てきて

そっと中をみると二人抱き合いながら泣いてた

その時俺は香織ちゃんの家の幸せを奪った…

そう思いつめて泣きながら一人うずくまってた

そのうち何時間か何分か分からなかったけど

どれくらいかしたあとに

おばさんが家から出てきた

このままじゃ香織ちゃん一人になってしまう

そう思って俺が止める権利なんてちっともなかったけど

おばさんを急いで追いかけた」