本当のきもち。

「おじさんの口から車と傷という単語

おばさんから許しての言葉

全部が全部聞こえた訳じゃないけど

それだけで十分に分かった

俺が傷つけた車の傷をおばさんは自分が傷つけた事にしたんだって

俺はどうしようもできなかった

ただただ傷ついていくおばさんを泣きながら見ていた

少したったその時

香織ちゃんがきておばさんを小さい体で守りながらやめて!っていってた

俺その時自分に無性に腹がたったの覚えてる

香織ちゃんは何にも悪くないのにあんなに必死に頑張ってるのに

僕はなんにもできないんだって…」