「な、なんだよ〜イキナリみんな真面目ちゃんになってぇ!里沙なんかいっぱい遊んでたよ!?」 「え…まじで?」 里沙のハイテンションな声と、引き攣る麻美の顔。 「里沙、うちら受験生だよ?もう私立入試まで半年もないんだよ!?」 麻美も今回ばかりは里沙についていけないみたいだ。 「大丈夫だってぇ♪それより、今日どっか遊びに行かない?久々に4人でさ!」 「里沙」 麻美が真剣な表情になる。 「うちら、今日も塾。里沙は受験から逃げてるだけだよ!!」 麻美は教室を出て行った。