『日向君は、今日で退院です』 『ありがとうございます!』 『しかし…またいつ発作が起きるか分かりません』 『……』 『葵さん、日向君の傍に…居てあげてくれませんか』 『……はい』 ――いつまた発作が起きるか分かりません―― …やっぱ、怖いよ。 いつ日向が消えてもおかしくない毎日。 …死と隣り合わせで生きてる大切な人。 ――現実見ろっつってんだよ!!―― 『現実』 …神様はやっぱり、残酷ですね。