翌日。 いつものように塾を終え、家に帰る途中のことだった。 ――あ。 日向のお母さんだ。 ―…涙をはらはらと流しながら、芦崎病院から出てきた天沢さん。 ――――――ドクン。 まさか…日向に何かあったの? 嫌な予感がした。