「紅い月・・・まるで私ね。須堂呉羽ときいても驚かないなんて本当に過去に来たんだと実感させられる。」 私は屯所まで歩きながら主に沖田と会話していた。 「未来・・・ですか。」 沖田は笑顔だが常に私に殺気を放っている。 斎藤は無言で睨んでくる。 私の様なものにとっては心地がいいだけなのに。 「須堂さん。名前を知られるなんて何をやらかしたんです?」 やっぱり聞いてくるか。 「心配しなくても話すわよ。その副長さん?とやらの前でね。」 沖田の笑顔は黒さを孕んでるからやりにくいんだよね。