「まさか死んだあとにこんなところに飛ばされるとは思わなかった。」 私は夜の京を歩き続ける。 いくら私が怖いものなしの快楽殺人鬼といっても戦やらに関わる気はない。 面倒くさいから。 私は信念だ思想だなんて大層な物は持ち合わせていないもの。 私にあるのは血の香りと肉の感触で精神を落ち着けるだけ。 誰でも良い。 人を殺せればいいの。 「おい、女!金寄越しな!」 「刀もおいてけ!」 「俺らと遊ぼうぜ!」 ・・・くははははあっははははっはっはは! 獲物見つけた。