マフラーには椎斗の匂いが微かにした。 『あったかぁい。椎斗の香りがする~』 クンクンとマフラーに鼻を当てる。 「バカ。実衣は犬かよ。そしたら“しつけがい”ありそうだな」 椎斗がさらっとあり得ない事を言いのける。 『んなっ!?犬じゃ無い…ってしつけって!?』 あわあわと慌てる私に椎斗はただただ笑っていた。