ま、いっか。 まだ酔いが覚めていなかったあたしは何とかお金を運転手さんに渡した。 そしてフラフラした足どりで、古い格安アパートの階段を上がる。 鍵を鞄から出すのが億劫だったあたしは夜12時を過ぎているのにも関わらずチャイムを連打した。 ――ガチャ… 「どちらさ…ま!?」 「たらいま~!愛してるよダーリン♪」 「え?うおっ…!?」 玄関から出て来たジュンに、思いっきり抱きついた。 帰って来てたんだね…… 良かった……