浬音は今日、久しぶりに学校に来た。



浬音に会うのは、浬音が退院したあの日以来だ。



浬音をみたとき‥

本当は抱きしめてやりたかった。



浬音の顔には…沢山の傷と痣があった。



少し古い傷から、真新しい傷。


同じ顔なのに、まるで違う奴のようだった。




それに…浬音の瞳には、なにも映っていなかった‥


側にいた或も‥暗い瞳をしていた。




お前たちは…何をしてるんだ‥?



俺は訳が分からず…

気づいた時には‥

浬音を叩いていた。