「浬音、いなくならないよな?」

「………ごめん」

「‥いなくなったら、許さねぇから」




玖音は強く僕を抱きしめた。




誰よりも仲間思いの玖音‥


とても優しい、僕の兄さん。


誰よりも、強い黒猫の総長。





消えるのは、僕の役目。



僕が死んだら…









君は‥泣いてくれる?