「浬音さん?何かあったんですか?」 「…黒猫の中から、裏切り者がでたらしい」 「え‥」 「そんな…」 「な、なにかの間違いじゃ‥」 「……だといいけど。急ごう」 僕は今、バイクが手元にない為、子猫の後ろに乗った。 交通ルールを守りつつも、急ぎ目に倉庫へ向かった。 なんだか… 嫌な予感がする 僕は何もないことを祈った。