魔風の総長が倒れたことにより、この闘いは終わった。



もちろん勝ったのは黒猫。



僕は周りを見た。


子猫達はかすり傷を負っているけど‥なんとか無事みたいだ。



ヤバい…

身体に力が入らない‥



「浬音!!!!」

「…玖音」



僕は玖音の声を聞き‥崩れ落ちた。


玖音はそんな僕を抱き止めた。



「浬音!?」

「…玖音、だいじょ‥ぶ?」

「あぁ‥浬音のおかげで大丈夫だ。浬音…ごめんな‥」

「‥だい、じょ‥ぶ」



玖音は子猫達を呼ぶと「引き上げるぞ」とだけ言った。


子猫達は頷き‥僕によってきた



「浬音さん‥」

「死なないで…浬音さん」



何故か子猫達は、この世の終わり、みたいな顔をしている。



「玖音さん!!病院今からいいそうです!!!!」

「わかった」