「……………死ぬの…怖い?」 僕は静かに劍冴に聞いた。 劍冴は首を横に振り‥暗い瞳で笑った。 「怖くない。俺は…大切な人を、守りたいから」 「‥劍冴」 「…そんな顔すんなよ」 劍冴はそう言うと 両手を広げた。 「俺を殺せ………浬音」 劍冴は笑うことなく、真っ直ぐに僕をみつめる。 揺らぐことのない劍冴の瞳は、とても怖いくらいに‥ 『今』という時を捕らえていた。