「カハッ…」



劍冴は地面に倒れた。


僕の攻撃が綺麗にきまったから。



僕は乱れる呼吸を整えながら、劍冴に近づいた。



劍冴は倒れたまま、僕に目を向けた。



「……殺せよ」



劍冴は暗い…

悲しみに染まった瞳で言った。



「…………死にたいの…?」

「…あぁ」



僕の問いに劍冴は小さく答えた。



「だから殺せよ…」



劍冴は暗い瞳のままで、僕をジッと見つめる。