「…そんなことしても‥あの子達は喜ばない」



僕はギュッと、子猫を抱きしめる。



「あの子達は‥お前たち兄弟に死んでほしいなんて……思ってない」



子猫たちは泣いた‥


大好きな‥大切な兄弟たちを想って。


みんな泣いた。





子猫たちは優しい


玖音よりも‥閨ちゃんたちよりも


誰よりも………優しい